このページでは金子みすゞさんの

本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「ひろいお空」です。

  

私はいつか出てみたい、

 

ひろいひろいお空の下へ。

 

町でみるのは長い空、

 

天の川さへ屋根から屋根へ。

 

いつか一度は出てみたい、

 

その川下の川下の、

 

海へ出てゆくところまで、

 

みんな一目にみえる所(とこ)へ。

 

 

(ひろいお空:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

子どものころのみすゞさんの

 

気持ちをうたっているのでしょうか?

 

少女の夢はあくまでも大きく

 

希望に満ちあふれています。

 

鈴木 澪