二貫借りてる
かんしゃくの、
やりばのなさに
投げ出した、
竹のおもての
こみどりを、
ちかりと白く
光らせる、
縁の日ざしの
うららかさ。
十二竹
かへしそこねて
投げ出して、
すこし泪の
にじむ眼に──
(十二竹:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
子供時代に遊んだ竹の棒、思い出しました。
十二竹というんですね。
名前すら忘れてしまった遠い日、
今の子供たちには考えられない遊びでしょう。
鈴木 澪
日曜の午後で書いた十二竹が気になって単独登場!
いなかに行った時、あそんだことのある人から
12竹をもらって来ました。
私の筆立に立ってます。
そろえてチョンチョンなげてつかんでやってみました。
大西 進