今日もみすゞさんのページに

来ていただきありがとうございました。

猫の手舎では一年365日、

毎日みすゞさんの詩と鈴木澪のイラストを

紹介させていただいています。

 

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「幻燈」です。

 

あれはいつかの

 

夢か知ら。

 

夜ふけてうつす

 

幻燈の、

 

淡く、ふしぎな、

 

なつかしい、

 

うす青いろの

 

繪のなかに、

 

ふとみえて、

 

ふと消えた、

 

誰かによく似た、

 

やさしい瞳。

 

あれは、あの夜の

 

夢か知ら。

 

(幻燈:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

なつかしい言葉……幻燈、

 

いつもお母さんを想う淋しがりやのみすゞさん、

 

人間って決して一人では生きて行けない生き物、

 

みなそうです。幻燈の中で

 

でさえ恋しい母の姿をさがす。

 

夢の中でも……。

 

鈴木 澪

 

 

※大西 進先生は、みすゞさんの詩のすべてに作曲された音楽家です。

私、鈴木 澪は先生にみすゞさんの歌を歌うコーラス部に参加し、大西先生に指導をうけました。

そして、先生の影響でみすゞさんの詩にイラストを描くことを始めました。

 

みすゞさんの詩画集も作っています。

金子みすゞ詩画集(鈴木澪イラスト)

 おのおの16点の詩とイラストを掲載しています。

 第1集「みんなちがってみんないい」

 第2集「見えぬものでもあるんだよ」

 第3集「みんなを好きに」

 

また明日もぜひ遊びに来てくださいね!

お待ちしています。猫の手舎