今日もみすゞさんのページに

来ていただきありがとうございました。

猫の手舎では一年365日、

毎日みすゞさんの詩と鈴木澪のイラストを

紹介させていただいています。

 

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「こはれ帽子(しやつぽ)」です。

 

てんてん手毬、

 

おてて手から、辷(すべ)つてころげて、

 

乞食の子供にひろはれた。

 

手まりは欲しし、怖さは怖し、

 

睨みや、睨んではうつてくれて、

 

行くか、歸るか、あち向きかけて、

 

麥藁帽子をすぽりとかぶりや、

 

すぽり、こはれた、こはれた、帽子、

 

つばがすぽりとくびまで抜けた。

 

くるり、ふりむき、アハハと笑うた、

 

私もうつかり、アハハと笑うた。

 

こはれ帽子の、そのゆくみちにや、

 

とんぼ、千も萬も舞ひ舞ひしてた。

 

(こはれ帽子:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

情景が見えるようです。

 

思わず笑みがこぼれます。

 

みすゞさんのお茶目な部分が出ています。

 

鈴木 澪

 

 

なんともコッケイなシーンですね。

 

アハハ……と私も思わず笑ってしまった。

 

それにしても、またまたお勘定ですか?驚きです。

 

とんぼが空いっぱいに飛んでいる。

 

でも思い出すよ私も、空いっぱいとんでたトンボ。

 

大西 進

  

 

※大西 進先生は、みすゞさんの詩のすべてに作曲された音楽家です。

私、鈴木 澪は先生にみすゞさんの歌を歌うコーラス部に参加し、大西先生に指導をうけました。

そして、先生の影響でみすゞさんの詩にイラストを描くことを始めました。

 

みすゞさんの詩画集も作っています。

金子みすゞ詩画集(鈴木澪イラスト)

 おのおの16点の詩とイラストを掲載しています。

 第1集「みんなちがってみんないい」

 第2集「見えぬものでもあるんだよ」

 第3集「みんなを好きに」

 

また明日もぜひ遊びに来てくださいね!

お待ちしています。猫の手舎