このページでは金子みすゞさんの

本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「夏」です。

 

「夏」は夜更し

 

朝寢ばう。

 

夜は私がねたあとも、

 

ねないでゐるが、朝早く、

 

私が朝顏起こすときや、

 

まだまだ「夏」は起きて來ぬ。

 

すずしい、すずしい、

 

そよ風だ。

 

(夏:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

暑い夏の夜は確かに皆おそくまで起きています。

 

その為に夏は朝寝ぼうなんですね。

 

面白い発想です。

 

鈴木 澪

 

 

今のように「外来の花」が少くなかった

 

一世紀前の日本の風景。夏は朝顔が主役でした。

 

「朝ねぼう」とかいていますが、

 

どうしてどうして朝顔より先に

 

「今日はいくつ咲くかな?」と私もやったネ。

 

大西 進

 

 

 明日もぜひ見て下さいね。

(更新は午前中の予定)